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Algeria アルジェリア
アルジェリア民主人民共和国 Algeria
首都 アルジェ 公用語 アラビア語
通貨 アルジェリアン=ディナール(DZD)
アフリカ最大の国土面積、その凡そ8割強はサハラ砂漠。
1830年フランスに占領され、1962年に独立するまで植民地でした。
それ故、公用語はアラビア語ですが、多くの場所でフランス語が通じます。
石油や天然ガスの産出国であることは知られていますが、アフリカ随一のスイカの産地であることは、あまり知られていません。地中海対岸のスペインやフランス、イタリアなどへ輸出しています。日本へは入ってきていない…ようで、残念。
Angola アンゴラ
アンゴラ共和国 Angola
首都 ルアンダ 公用語 ポルトガル語
通貨 クワンザ(KZ)
特徴的な建物 サンミゲル要塞
国土面積は日本の約3倍。
宗主国はポルトガル、1975年に独立を達成しましたが、その後2002年まで激しい内戦が続きました。現在は情勢も安定しています。
アフリカ第二の産油国。内戦前は世界第4位のコーヒー生産国だったのですが、内戦でコーヒー農地がすっかり荒れてしまったため、政府主導でコーヒーの産地としての地位を取り戻すべく動いています。
Uganda ウガンダ
ウガンダ共和国 Uganda
首都 カンパラ 公用語 スワヒリ語・英語
通貨 ウガンダ・シリング(Uganda Shilling)
世界で三番目に大きい湖ヴィクトリア湖の北岸に位置する国。
宗主国はイギリス。1962年に独立。
世界最大の貯水量(琵琶湖99杯分)を誇るオーウェンフォールズダムがあります。
首都カンパラでは『ロレックス』の屋台がある、という記事を読んでビックリ。
ウガンダでロレックス(Rolex)とは、チャパティに色々挟んでロールしたファストフードのこと。発音も綴りも同じって…
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Egypt エジプト
エジプト・アラブ共和国 Egypt
首都 カイロ 公用語 アラビア語
通貨 エジプト・ポンド(LE)
特徴的な建物 大エジプト博物館
ご存知、古代遺跡のピラミッドを有する国です。主要な国家の収入は石油輸出とピラミッド観光収入と五分五分という…。
紀元前から繁栄している国ですが、歴史の途中にはローマ帝国やオスマン帝国の支配を受け、19世紀には英国の支配下に。1922年に王国として独立。
スエズ運河やアスワンハイダムなど、世界規模のインフラを要する。
Eswatini エスワティニ
エスワティニ王国 Eswatini
首都 ムババーネ 公用語 スワティ語・英語
通貨 リランゲーニ
2018年、独立50周年を機に、国王によって『スワジランド』(英語読み)から国名を突然変更。欧米の年齢の高い方は未だ新しい国名を知らない人も多い。
19世紀初めからイギリスの保護領として支配される。
イギリス保護領時代にはあった憲法が独立後なくなり、立法、行政、司法と、全ての権限が国王にある。
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Ethiopia エチオピア
エチオピア連邦民主共和国 Ethiopia
首都 アディスアベバ 公用語 アムハラ語
通貨 ブル(BIRR)
紀元前五世紀頃に建国された『アクスム王国』が歴史的に確認できる世界最古の独立国で、エチオピアの前身である。
1936年~41年に一時イタリアに併合された時期もあるものの、それ以外は独立を維持している。
コーヒー発祥の地(諸説あります)。ヤギ飼いの少年カルディがコーヒーを発見したという伝説の舞台といわれている国です。
Eritrea エリトリア
エリトリア国 Eritrea
首都 アスマラ 公用語 ティグリニャ語・アラビア語・英語
通貨 ナクファ(Nakfa)
特徴的な建物 CINEMA IMPELO
1993年に独立したとても新しい国。
ヨーロッパ各国がアフリカへ進出してくる前は隣国エチオピアの一部だった。
先ず、イタリアの植民地に。続いて英国に支配されるも1962年、再びエチオピアの一部に。
独立後もエチオピアとの内戦が続き、和平が完了したのは2018年、僅か6年前のこと。
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Ghana ガーナ
ガーナ共和国 Ghana
首都 アクラ 公用語 英語
通貨 ガーナセディ(GHS)
宗主国は英国。アフリカの他の国々に先駆けて1957年に独立。
海岸線はゴールド・コーストと呼ばれ、”金”と”奴隷”が港から欧米へ。
2007年、沖合に原油が出たことで、一気に経済成長が進んだ国。たった17年前のこと。
野口英世が黄熱病の研究をし、自身も罹患し亡くなったのは、首都アクラの地。
Cabo Verde カーボベルデ
カーボベルデ共和国 Cabo Verde
首都 プライア 公用語 ポルトガル語
通貨 カーボベルデ・エスクード(CVE)
宗主国はポルトガル。1975年に独立。
9つの有人島と1つの無人島の10の島々からなる群島国家。
10の島、全部の面積を合わせると、滋賀県と同じ大きさになる。
公用語はポルトガル語だが、現地の人が日頃話すのはそれぞれの島独特のクレオール語で、9種類の言語があると言っても過言ではない状況。
1960年代は日本の遠洋マグロ漁船の寄港地として知られた国。今も東北地方の船籍のマグロ漁船は漁業基地としてカーボベルデ、ミンデロ港を使っている。
2023年の在留日本人は3人…
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Gabonese ガボン
ガボン共和国 Gabonese
首都 リーブルビル 公用語 フランス語
通貨 CFAフラン
世界で14ある赤道直下の国の一つ。首都がほぼ赤道上にあるのは中米エクアドル(キト)とガボンだけ。
1960年にフランスより独立。
ガボンと言えばシュバイツァー博士。彼の建てた病院は今も尚、存続しているという。シュバイツァー博士はガボンで90歳で亡くなったとされているが、当時のアフリカで90歳まで生きるって…スゴイこと。
Cameroon カメルーン
カメルーン共和国 Cameroon
首都 ヤウンデ 公用語 フランス語・英語
通貨 CFAフラン
公用語がフランス語と英語という世界でも珍しい国。カメルーン以外ではカナダも同様。
日本でカメルーンという国の名前が大々的に知れ渡ったのは2002年日韓共催ワールドカップで大分県中江津村(現、日田市)をキャンプ地とした時。
カメルーンにはとてもディープに日本文化を愛する人が集まるコミュニティーがあり『NARUTO』や『ドラゴンボール』『呪術開戦』などのコスプレをして集まるカフェもあり、若者で賑わっている。
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Gambia ガンビア
ガンビア共和国 Gambia
首都 バンジュール 公用語 英語
通貨 ダラシ
東西300キロ、南北50キロの細長く小さい国。
アフリカからアメリカへ、奴隷として連れてこられた黒人少年クンタ・キンテの半生を描いた映画『ROOTS』。その主人公の名のついた島『クンタ・キンテ島』がある。
この島の観光は欧米人から人気があり、観光業はガンビアの国家経済を牽引する主要な産業。
Guinea ギニア共和国
ギニア共和国 Guinea
首都 コナクリ 公用語 フランス語
通貨 ギニア・フラン(GNF)
首都としては世界最大の降水量を誇るコナクリ、とにかく雨がたくさん降る国。
1958年に周辺諸国に先駆けてフランスから独立した。公用語はフランス語なのに、街中の看板の中国語率の高さがスゴイ(らしい)。
豊富な鉱物資源の開発の殆どを中国が行っている現状から街中が漢字であふれているのも頷ける。
米国人(の友人)曰く、首都コナクリの渋滞はロス並み…とのこと。
中心地の道路はクラクションがすごく、歩きながらの会話は必然的に(ありえないボリュームの)大声になるのだそう。
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Guinea-Bissau ギニアビサウ
ギニアビザウ共和国 Guinea-Bissau
首都 ビザウ 公用語 ポルトガル語
通貨 CFAフラン
1973年にポルトガルより独立。
公用語はポルトガル語だが、街中ではフランス語がよく聞こえてくる。
内戦やクーデターが多く2016年にやっと、大きく名前のつくような動乱は終わった。しかしながら平穏な日常を多くの人が過ごせるというところには程遠い状況。
ビザウの街は、ギニア、コナクリに比べて圧倒的にゴミが少ない。
国土に高低差が無いのも大きな特徴。国内、最高標高が約310メートルで、国土全体が平野。
Kenya ケニア
ケニア共和国 Kenya
首都 ナイロビ 公用語 スワヒリ語・英語
通貨 ケニア・シリング(KES)
1963年英国より独立。
『野生のエルザ』の舞台はケニア。大自然と言えばケニアを思い浮かべるくらいに国立公園や野生動物の国立保護区があり、アフリカ種の動物がたくさんいるのがケニアというイメージがある。
2004年にノーベル平和賞を受賞した、『MOTTAINAI』で知られるワンガリ・マータイさんはケニア出身。
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Cote d’Ivoire コートジボワール
コートジボワール共和国 Cote d’lvoire
首都 ヤムスクロ 公用語 フランス語
通貨 CFAフラン
宗主国であるフランスでの表記「Côte d’Ivoire」が各国で意訳され、例えば日本語では「象牙海岸」、英語では「Ivory Coast」が国名として使われていた。
独立した1960年以後も意訳の国名が利用され、日本でも『象牙海岸共和国』と表記されていた時期があった(とのこと)。
1985年『フランコフォニー国際機関(OIF)』※が「Côte d’Ivoire」を意訳しないよう求める決議を行い、コートジボアール政府が意訳による国名の使用を廃止しフランス語国名の「Côte d’Ivoire」の使用を世界各国に要請、日本も「コートジボワール」を正式名として採用した。
※フランコフォニー国際機関(OIF):フランス語を共通語とする国々の間で連携を図るための機関
1983年、首都を海岸線にあるアビジャンから内陸のヤムスクロに移転したが、各省庁、各国大使館、裁判所、中央銀行などがアビジャンに留まっているため、諸外国からは実質の首都はアビジャンであると考えられている。
世界中のカカオ豆生産の4割強を占め、20世紀終わりから原油の産出も始まったため、経済は非常に安定している。
Comoros コモロ
コモロ連合 Comoros
首都 モロニ 公用語 コモロ語・アラビア語・フランス語
通貨 コモロ・フラン(KMF)
インド洋(アフリカ大陸とマダガスカルとの間)に浮かぶ3島からなる島嶼国。
宗主国はフランス。植民地時代は3島に加えマヨット島の4島で保護領だった。
1975年独立宣言を行うも、マヨット島は独立が果たされず、今もフランスの海外県である。
産業が脆弱な上、天然資源が無いため世界最貧国の一つとされている。
外貨が最大の収入源。フランス、マルセイユにはコモロ連合最大の都市と揶揄されるほどのコモロ人が移住や出稼ぎに出ていて、そこからの外貨で国の運営をしていると言っても過言ではない状況。
最大の産業は香油で、世界中に出回るイランイラン精油の1/3はここで作られたモノ。
精油の質はかなりよく、フランス有名ブランド(Hermès、Cartier、Chanel、Guerlain等)の香水の原料はイランイランに於いては100%がコモロ産。
Congo コンゴ共和国
コンゴ共和国 Congo
首都 ブラザビル 公用語 フランス語
通貨 CFAフラン
特徴的な建物 ブラザビル大聖堂
コンゴ王国をルーツとする国で、コンゴという名前を持つ国は二つ、そのうちの一つがフランス領であったこの国。
油田開発、原油の輸出が国の経済の殆どを占めているにも関わらず、OPECに加入したのは、現加入国12か国の中で最後となる2018年。
観光客は僅かだが、その殆どはUMA(未確認生物)探検隊。
奥地の原生林にあるテレ湖は隕石衝突によってできた湖。そこに生息するUMA『ムケール・モベンベ』を探して主にヨーロッパの人々が探検に訪れるという。
余談だが、世界で一番有名なUMAはネス湖のネッシー。UMAの協会(非公式)に登録されている日本のUMAは『河童』と『ツチノコ』(らしい)
*各データは2024年12月時点のものです