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Burkina Faso ブルキナファソ
ブルキナファソ Burkina Faso
首都 ワガドゥーグー 公用語 フランス語
通貨 CFAフラン
1960年、オートヴォルタという国名でフランスより独立。
1983年のクーデターで成立した政府が国名を現在のブルキナファソに変更。
このクーデターの立役者、トマ・サンカラはクーデターの首謀者であり、国を大きく進化させたと、今も尚、国民にあがめられている。しかしながら、首都ワガドゥグーにてクーデターにより暗殺されてしまう。街の中心地に銅像もある。
農業中心の国で綿花とゴマの生産が盛ん。
国の経済を支える輸出品は金。
Burundi ブルンジ
ブルンジ共和国 Burundi
首都 ギテガ 公用語 ルンディ語・フランス語
通貨 ブルンジ・フラン
1962年ベルギーより王国として独立するも、1966年、1976年、1987年と凡そ10年毎にクーデター勃発。
1992年新憲法の元、大統領選挙が行われるも1993年大統領暗殺、1994年には新大統領事故死、1996年には再びのクーデター勃発。その後も民族間紛争、クーデター、暗殺を繰り返し、2018年の憲法改正まで政治的不安定な状況が続く。
2019年首都をブジュンブラからギテガに移し多少の安定を取り戻している。
長年に亘る政治不安定から経済も発展せず世界2位の貧国となっている。
アフリカ大陸ではルワンダに次いで人口密度の高い国(1㎢当たり510人、日本は1㎢/336人)。
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Benin ベナン
ベナン共和国 Benin
首都 ポルトノボ 公用語 フランス語
通貨 CFAフラン
1960年ダホメ共和国としてフランスより独立。
その後1963年から5度の軍事クーデターを経て1972年軍司令官が大統領に就任。
1975年ベナン人民共和国へ、1990年ベナン共和国へ二度の国名変更。政治情勢は概ね落ち着く。
元ベナン大使であったゾマホン氏が日本でタレントとして活動し得た収入で、小学校を建てるなどの活動がきっかけで、日本との繋がりの強い国。
最近ではバスケットボール選手の八村塁氏がベナン人の父を持っていることで知られる。
大使館は首都ポルトノボではなく、ベナン最大の都市コトヌーにある。
コトヌーの街は通信インフラが非常に発達しており、ヨーロッパからの観光客も多い。
近代史唯一の女性軍隊をもっていた国。18世紀に最も活躍したこの女性軍隊は、アフリカに領土を持つヨーロッパ各国から「ダホメのアマゾネス」と呼ばれていた。
Botswana ボツワナ
ボツワナ共和国 Botswana
首都 ハボローネ 公用語 ツワナ語・英語
通貨 プラ
1966年英国より独立。
アフリカでは珍しく、独立以来、一度のクーデターも内戦も起きておらず、政情が非常に安定し、民主的な政権運営がなされている。
外務省の海外安全に関する情報でも、アフリカ大陸の中の国で唯一、真っ白! 渡航に際し、何の心配もない国と認定され、日本のみならず、世界中から『アフリカの優等生』と呼ばれている国。
手つかずの自然保護区が多くあり、象の生息数は世界一。
治安がとても良く、世界各国から観光客や動植物に関する研究者などが訪れる。
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Madagascar マダガスカル
マダガスカル共和国 Madagascar
首都 アンタナナリボ 公用語 マダガスカル語・フランス語
通貨 アリアリ
1960年フランスより独立。
映画の影響で「動物や植物の楽園」というイメージの強いマダガスカルだが、首都アンタナナリボは、フランス植民地時代の建物が多く、ヨーロッパの街並みを思わせる景色が広がり、オシャレなカフェやレストランが道沿いに並ぶ。
お米が主食。アンタナナリボを離れると、一気に田園風景が広がる。
神秘の木と呼ばれるバオバブの木が道沿いに続く「バオバブ街道」には世界中から観光客が訪れる。
Malawi マラウイ
マラウイ共和国 Malawi
首都 リロングウェ 公用語 チェワ語・英語
通貨 マラウイ・クワチャ
1964年英国より独立。
国内政治の腐敗による政情の多少の不安定感はあったものの、内戦やクーデターなどは起きていないにもかかわらず、経済の大きな発展がみられず、世界の貧国ワースト10に常に入っている。
伝統的な農業国で労働人口の80%が農業や農業関連事業に従事している。
タバコ、紅茶、砂糖等の一次農産品が全輸出の8割を占めている。茶葉の輸出で台湾との付き合いが非常に深い。
農産物価格の国際市況に国家経済が大きく影響されるため、新たな外貨獲得源の確保に奔走している。
海外青年協力隊員が多く、この国へ派遣されることをとっても、貧国でありながら安全であるという不思議なバランスの国。
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Mali マリ
マリ共和国 Mali
首都 バマコ 公用語 フランス語
通貨 CFAフラン
1960年フランスより独立
外務省、海外安全情報ではボツワナとは真逆の真っ赤! 国中、どこもかしこも危険マックスと記されている。
『マリ』という国名はアフリカの現地語「バンバラ語」で『カバ(hippopotamus)』という意味。力強さの象徴として名付けられた。街中に実物大に近いモニュメントが点在。
マリを含む西アフリカを中心に生息するカリテの実の種子から抽出されたオイルがシアバター。保湿性の高い石鹸などの材料としてフランスを中心にヨーロッパに輸出されている。
最大の輸出品は金。
サハラ砂漠横断交易の中心地として発展、「黄金の都」と呼ばれた時期もあるこの国はイスラム世界の中心地として栄えた歴史があり、今も国民の95%がイスラム教徒。
South Africa 南アフリカ
南アフリカ共和国 South Africa
首都 プレトリア 公用語 英語他11言語
通貨 ランド
特徴的な建物 Melrose House Museum
アフリカ大陸最南端に位置する。
首都プレトリアより、ケープタウン、ポートエリザベス、ヨハネスブルクといった都市名の方が日本ではファミリア。
最近はこの国にのみ自生するハーブ、ルイボスや、ケープタウンの南アフリカのワインが有名。
オランダ、イギリスと宗主国が変り他のアフリカ諸国に比して早い1910年に自治権を獲得。
1948年白人優遇策を進めるため「アパルトヘイト法」が制定され国際世論全体からのバッシングを受け孤立する。
自治権獲得より84年後の1994年、初めて、全人種が参加することの許された選挙が行われネルソン・マンデラ大統領を選出。
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South Sudan 南スーダン
南スーダン共和国 South Sudan
首都 ジュバ 公用語 英語
通貨 スーダン・ポンド
2011年、スーダンから分離独立。世界で最も新しい国。
独立後も隣国スーダンと石油の採掘権を巡って紛争が続き、現在も尚、世界最悪と称される人道危機が続いている。
UN(国際連合)や国際支援関係組織の方たちが多く駐留し和平と安定の模索を続けている。在留日本人はほぼ、国連関係者。
2023年は世界の貧国No1。コロナ禍以降、とんでもないインフレが発生している。貨幣価値の信頼の低さ故、銀行のATMはほぼ使用不可能な状況。
Mozambique モザンビーク
モザンビーク共和国 Mozambique
首都 マプト 公用語 ポルトガル語
通貨 メティカル
インド洋に250kmに及ぶ海岸線をもつ。美しいビーチを目指してヨーロッパ各国から観光客が訪れる。ヨーロッパブランドの高級ホテルとプライベートビーチ等、海岸線に並んでいる。
観光業は重要な産業ではあるが、政治が安定しているとは言い難く、結果、世界6位の貧国。
織田信長が召し抱えた黒人がモザンビーク人、即ち、日本で働いた最初のアフリカ人はモザンビーク人であったという(諸説あり)
逆に日本人が初めてアフリカの地に降り立ったのはモザンビーク。九州から派遣された天正遣欧使節団の4人と言われている。
Mauritius モーリシャス
モーリシャス共和国 Mauritius
首都 ポートルイス 公用語 英語
通貨 モーリシャス・ルピー
特徴的な建物 街の郵便博物館
マダガスカルの東側、インド洋に浮かぶ島国。
イギリス人数学者が、ルイス・キャロルのペンネームで書いた『不思議の国のアリス』でおなじみの『ドードー鳥』の生息地だった。
16世紀以前には人間は居住しておらず、ポルトガル人が上陸後、1598年にオランダ領となり、その後、凡そ100年おきに宗主国がフランス、イギリスと変わっていった。
1968年、英国より独立。
アフリカ諸国の中では政治的安定はもちろんのこと、『経済の優等生』と呼ばれ、経済自由度指数では世界19位、アフリカで唯一20位以内。(因みに日本は28位、1位シンガポール、2位スイス、3位アイルランド…)
日本とは遠洋漁業のマグロ船の中継基地として繋がりが深い。
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Mauritania モーリタニア
モーリタニア・イスラム共和国 Mauritania
首都 ヌアクショット 公用語 アラビア語
通貨 ウギア
1960年フランスより独立。
国土の90%以上がサハラ砂漠。海岸にある首都でも、外を歩いたりするには砂との闘い。
パキスタン・イスラム共和国に次いで、世界で二番目にできたイスラム共和国。
公用語はアラビア語としているが、ほとんどの国民がフランス語を日常使いしている。
北西側にある西サハラ(地域)問題は、今も尚、国連を通し、モロッコ、アルジェリアと話し合いをしているが、解決の糸口は全く見えない状況。
その為、半世紀以上の長きに亘り、治安に問題がある国として認識されてしまった。
Morocco モロッコ
モロッコ王国 Morocco
首都 ラバト 公用語 アラビア語・アマジグ語
通貨 モロッコ・ディルハム
1956年フランスより独立
公用語はアラビア語とアマジグ語とされているが、観光業に携わる人々はフランス語で生活している。ヨーロッパで高等教育を受けてモロッコに戻ってきた人は英語を話す。
アフリカ大陸では珍しく、地殻変動の多い地質の山脈が国の中央にあり、地震が多発。
“インスタ映え“を求めて、世界中から女子旅をする人が集まる青い街シャウエンには、日本語の案内のある観光ツアーも存在するほど日本人が訪れている。
カサブランカにある『ハッサン2世モスク』は世界で三番目に大きく、ミナレットの高さは世界一。
スペインとの距離が僅か15㎞しかない部分もあるジブラルタル海峡。最長でも40㎞、東京駅から八王子駅までくらいの距離。(因みに東京駅から最短部分15㎞は荻窪駅界隈)
Libya リビア
リビア国 Libya
首都 トリポリ 公用語 アラビア語
通貨 リビア・ディナール
古代フェニキュア人が築いた都市。フェニキュア人による経済活動で財を成して国家として成立していたが、16世紀にオスマン帝国に支配され、その後20世紀初頭にイタリアの植民地となる。
1951年共同統治されていた英国、フランスより王国として独立。
1969年、軍人のカダフィがクーデターを起こし、以来、42年間にわたったカダフィ政権が2011年に崩壊。
輸出の90%が石油と天然ガスが占める国。
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Liberia リベリア
リベリア共和国 Liberia
首都 モンロビア 公用語 英語
通貨 リベリア・ドル
アメリカの解放奴隷によってつくられた国。
首都モンロビアはアメリカ合衆国第5代大統領ジェームス・モンローに因んで名付けられた。
1847年リベリア共和国として独立。
二度の内戦の結果、未だ経済的には様々な問題を抱えている。
2005年に誕生したアフリカ史上初の女性大統領エレン・ジョンソン・サーリーフ。ハーバード大学で学んだ彼女の政治手腕はノーベル平和賞を受賞。
現大統領は、リベリア内戦時代に、パリ・サンジェルマンやACミランで活躍した伝説のサッカープレイヤー、ジョージ・ウェア氏。
Rwanda ルワンダ
ルワンダ共和国 Rwanda
首都 キガリ 公用語 キンヤルワンダ語・フランス語・英語
通貨 ルワンダ・フラン
1962年ベルギーから独立。
1994年『ルワンダ大虐殺』
その後、30年でアフリカ有数の経済成長を果たす。
首都キガリはアフリカ一、清潔な街と言われ、路上やバス車内などの公共の場所にゴミが落ちていない。
時間に正確で、バスや飛行機が時間通りに出発し、到着する。
経済は観光業、高付加価値農業(珈琲豆等)、ICTによって牽引されている。
観光業の発展の為、観光客にとっての治安の安定と国として女性の地位向上を政府主導で行っている。
Lesotho レソト
レソト王国 Lesotho
首都 マセル 公用語 ソト語・英語
通貨 ロチ
四方を南アフリカ共和国に囲まれた内陸国。これといった産業が無いため、経済活動は南アフリカに依存している。
1966年英国より独立。
羊の毛であるウールが国の特産品。アフリカ各国に山羊は普通にいるが、羊(ひつじ)が居るのはとても珍しい。
全国民の識字率が9割を超えており、アフリカNO1。
*各データは2024年12月時点のものです