エジプト料理 『ナスとピーマンのマハシ』『トマトのマハシ』

エジプト料理といえば以前、神戸のエジプト料理専門店JINAを訪問しました。その時食べたコースで出てきた『マハシ』を今回は作ってみます!
エジプトでは家庭料理といえば『マハシ』というほど親しみある料理だそう。『マハシ』はアラビア語で『詰めた』という意味…、さて、何に『詰める』のか?!というと、代表格は「ぶどうの葉」。現地では、ぶどうの季節になるとぶどうの葉も一緒に出回るようです。しかしこの「ぶどうの葉」を日本で入手するのは難しいので、今回の調理実習ではナスとピーマン、そしてトマトのマハシにしました。

ナスとピーマンのマハシの詰め物が余ったので、リゾットにしたり、チーズ焼きにして楽しみました。アレンジレシピのお料理もとっても美味しかったです。
~ 感想 ~

『ナスとピーマンのマハシ』は、煮ている間にお鍋の中で動いてしまって詰め物が出てしまったけれど…出てしまった詰め物を具の様にしてスープをいただくと、深みがあってすごく美味しかった。

野菜の出汁がご飯にしみ込んで、とても美味しい。

ジャポニカ米を使っているからか、馴染みのある日本の洋食を食べている感じ。
材料が米と野菜だけなので、主食の感じがすごくする。

『トマトのマハシ』は、アフリカ料理とは言わずにイタリア料理として出されたら、イタリア料理と思ってしまいそう。
イタリア料理との違いは、クミンではないかしら。

トマトの旨味成分に牛肉が相まって、とても美味しい。
レシピでは、辛いスパイスを ”適量“ となっているけれど、”適量“ の基準が「ひとつまみ」ではなく「ひとつかみ」くらいものが多そうなので、調整が必要。

詰め物にお肉がしっかり入っているので、ナスやピーマンのマハシの主食感とは逆に、おかず感があった。