アフリカの「食」について

アフリカの食文化に挑戦(5)

BAOBAB(森ノ宮)

2025年 1月某日(ランチ)
大阪・森ノ宮 BAOBAB
担当:SETO TAKAMI・TAMURA YOSHIE

今回はスーダン料理に挑戦!
大阪・森ノ宮駅から歩いてすぐのところにあるBAOBABというお店です。

店頭の国旗が目を引きますね。スーダン共和国はアフリカ大陸の東北に位置する国で、広大な国土面積はアフリカ大陸の中で第3位を誇ります。アフリカ諸国の中でも人種的、言語的に多様性に富んだ国なのだそう。

「大阪大好き!大阪一番!」のオーナーのモハさん。
この日は、日本人の奥様と、かわいらしい娘さんもお店に寄られていました。

日本へは18年前に仕事の関係で来たのがきっかけ。その後、ニュージーランドへの赴任が決まりましたが、日本を離れたくない思いで退職を決断したそうです。

3年前に自分でこのお店をつくったそうです。
「大阪の人たちは皆良い人!」
お店づくりを手伝ってもらった様子が、ミニアルバムにまとめてありました。

現在はランチタイム営業をされていないのですが、この日は特別にオープンしてくださいました。

まずはドリンクから。

黄色いドリンクが、バオバブの木(実?)ジュースです。横に置いてあるのがバオバブの実。種子の周りの白い実の部分をパウダーにしてお水に溶かしてジュースにしてあります。甘さはなく、ほんのりとした酸味のような、独特な風味でした。
赤色のドリンクはハイビスカスジュースです。こちらもほのかに甘酸っぱいような、初めての風味で新鮮でした。

フードは、おまかせのコースにしました。(ドリンクと合わせて3,200円でした。)

前菜はホモス。中近東や地中海沿岸の国々の伝統的な家庭料理で、地域によってはフムスやフンムスとも呼ばれています。トルッティーアに付けていただきます。
ホモスは茹でて潰したひよこ豆にゴマペーストを合わせたもので、少し塩分があるけれど、オリーブオイルと混ぜることでマイルドになりました。前菜ですが、量はたっぷりでした。

続いてメインです。

スーダン料理は、アラブとアフリカの食文化が融合した味わいが魅力だそうです。
アラブ商人によってもたらされた食文化や、イギリス統治時代にインド人労働者から伝った香辛料…それらを使った種々のスーダン料理がこのワンプレートスタイルで供されるのが基本だそうです。

ラム肉と椎茸・そら豆とチーズ・チキンのトマト煮込み・グリーンサラダ・クスクス。
どれもよく煮込まれていて、普段あまり登場しないタイプの香辛料がいくつか使われていましたが、その香りも特別、気になることもなく、とても食べやすかったです。
あまりにも、スッと食べられたので「これはもしかして日本人向けにアレンジされている?!」と思い尋ねたところ、そのようなことは一切していない現地の味とのこと。

小皿に盛られたトッピングは、ピーナツバター・赤唐辛子・レッドオニオンのディップ…
これはかなり強烈に辛い!!
辛さが苦手な人はお試しで舐めただけでノックアウトのレベルです!
(SETO TAKAMI は辛いものがあまり得意でないもので、お試しで完全にノックアウト(;^_^A) )
辛さが得意な人は、アレンジでいろいろなお料理にトッピングして、味変を楽しめます。

ボリュームたっぷりのワンプレートで、大食いの私でもお腹いっぱいになりました。

オーナーのモハさんによると、スーダンの食生活は、
まず朝7時頃にコーヒーかミルクティーを飲み、10時頃に朝ごはんとしてそら豆サラダなどをいただく。仕事を終えた15頃から1時間ほどかけて、家族全員揃ってメイン料理(ラム肉や牛肉)をいただくそうです。魚料理は朝に食べることの方が多いのだとか。
因みに、スーダンに豚肉料理が少ないのは、イスラム教徒が多いため。
夕食は21時頃に各々がバラバラでいただくそうで、それは「自分の時間」を大切にする為とのこと。ところ変われば、食の内容が変わるだけでなく、食事の時間や食べ方まで、こんな風に違うのかと、ちょっと不思議な感じがしました。

お店では布地のデザインプリントもされているとのこと。デザインされた布地で作ったお洋服なども売っていました。
入口の看板に「Music & Food Kitchen」と書いてあったように、音楽ライブや上映会など、スーダンに、そしてアフリカに関する様々なイベントを開催されているようです。

最後にモハさんと記念撮影!

—– もうひと皿(こぼれ話)—–

帰りにスターバックスに寄ったところ、レジ前で「ひよこ豆」という文字が目に入りました。
これまでは気にならなかったのですが、『ひよこ豆チップス』なるものが…!
せっかくのご縁(?)なので、トライしてみました!

よくあるポテトチップスとはちがって、独特の香辛料が使われている…?
アフリカ料理を食べるときに感じる独特な香り…どこかで…
あっ!モロッコ料理を食べた時に香った記憶が!

袋に「ハリッサ味」と書いてありますね。ハリッサは、唐辛子やパプリカ、スパイス、ハーブなどを混ぜて作るペースト状の調味料で、モロッコやチュニジアなどの北アフリカが発祥とのこと。モロッコ、大正解でした!

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